看護師に需要のある診療科

診療科の中でも看護師からの人気が高いのが内科です。患者からしても身近な存在であり、高齢化や生活習慣病の増加などの問題もあって需要は高くなっています。循環器内科や神経内科といったように細分化された診療科もあります。
需要が高い分求人も多いですが、幅広い内容を扱っているために事前に仕事内容をしっかりと確認しておくことが大事です。

外科もまた、求人の多い診療科です。患者の入れ替わりが激しく忙しい職場ですが、スキルアップできる機会が豊富にあります。勉強は欠かせませんが、高い技術を身につけやすいでしょう。
患者の回復が実感しやすいためにやりがいも大きく、優秀な看護師も多いことから人気の高い職場となっています。

整形外科も、高齢者による転倒や骨粗鬆症が増えていることから需要が高くなっています。命に関わるような疾患は少なく、死亡退院するケースも少なくありません。緊急事態になることはあまりありませんが、理学療法士や作業療法士とも連携して治療を進めていくといった特徴があります。

精神科は看護師からの人気は低いものの、精神科の数自体が増加傾向にあり需要が見込める診療科の1つです。うつ病や発達障害などの病気だけでなく、近年高齢者の増加から認知症の治療も増えています。
精神科で扱う病気は目に見えないため、患者からの聞き取りが重要になります。しかし、心が弱っている患者を相手にするため、心を傷つけないようにしながら情報を引き出す技術が求められます。そのためコミュニケーション力が重要になり、臨床心理士といった他職種との連携も大切になります。
残業が少なく、プライベートの時間を確保しやすい点も特徴です。

上記の診療科は今後も需要が高まっていくことが予想されるため、将来性ある診療科で働きたい人におすすめです。