美容整形外科と産婦人科について

看護師の仕事は診療科によって業務内容が大きく異なるため、診療科選びは慎重に行ったほうがいいでしょう。
将来性が高く、かつ人気もある看護師の診療科として、美容整形外科や産婦人科などが挙げられます。美容整形外科や産婦人科は、ほかの診療科と比べて人の生死に関わる事態は少なめではありますが、誰かの人生の質を高める医療を学べる場として注目されている診療科です。

美容整形外科は、顔だけでなく脂肪吸引や豊胸など全身を美しくするための診療科になります。診療所を訪れる患者は、自分の容姿にコンプレックスがあり、気持ちも後ろ向きになっている人が多いです。また、その容姿が原因で家族や友人から辛く当たられた経験を持つ人もいるでしょう。

美容整形外科は、そのような容姿コンプレックスを解消できる一方で、整形の失敗や整形依存などのリスクも存在します。そのため、美容整形外科の看護師は美容整形のメリットやデメリットを患者にきちんと説明し、不安な気持ちに寄り添うことが求められるでしょう。

次いで、高い人気を誇るのが産婦人科の仕事です。近年では、女性の社会進出が進む一方で、晩婚化の影響から不妊治療を受けるカップルが急増しています。
しかし、いまだ不妊治療を受けることへのサポートは万全とはいえません。長期にわたる不妊治療は経済的な負担はもちろん、心身への負担も大きく、心が折れてしまうカップルも多いです。
そのため、子どもをなかなか授からない不妊の悩みにしっかり寄り添い、常に支えていく看護師のニーズはさらに高まっていくことでしょう。